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荒川 和夫
加速器の現状と将来, (6), p.71 - 80, 1998/06
最近のサイクロトロンのビーム発生技術の現状を、世界の主なサイクロトロン施設を例にして概説した。大型サイクロトロンでは、超電導単一磁極型サイクロトロンと分離セクター型サイクロトロン(リングサイクロトロン)について説明し、さらに高エネルギー・大電流化を図るための複合型サイクロトロン施設(他の加速器又はサイクロトロンで加速し、さらに主サイクロトロンで再加速する)について述べた。中型サイクロトロンは、主として材料科学、バイオ技術等の分野に利用されており、その実状について述べるとともに、常電導・単一磁極型で陽子235MeVまで加速できる最近開発されたサイクロトロンについて述べた。また、主としてRIの生産に用いられている小型サイクロトロンは、Hを加速し、小型化・大電流化が図られている現状について述べた。
鈴木 靖生*; 花田 磨砂也; 奥村 義和; 田中 政信*
JAERI-M 92-168, 16 Pages, 1992/11
セシウム添加型負イオン源においてプラズマ電極の仕事関数をレーザー入射により測定し、プラズマ電極温度及びHイオン電流との関係を調べた。レーザー入射位置を変えて光電子電流測定を行い、添加したセシウムはアーク放電を続けることによりプラズマ電極上に一様となることが明らかになった。また、プラズマ電極の温度上昇とともに仕事関数は減少し、電極の温度が260Cで1.75eVと見積もられた。これらの減少はセシウムを添加したときのHイオン電流の増加と良く一致する。仕事関数測定とHイオン引き出しを交互に行い、Hイオン電流の仕事関数依存性を調べた結果、仕事関数の低下とともにHイオン電流は急激に増加し、Hイオン電流が最大のとき仕事関数は約1.8eVまで低下していることが確認された。
小西 哲之; 大野 英雄
Journal of Nuclear Materials, 152, p.9 - 13, 1988/00
被引用回数:8 パーセンタイル:64.92(Materials Science, Multidisciplinary)核融合炉ブランケット個体増殖材候補物質の一つである酸化リチウムについて、その中の拡散現象とそれに与える不純物の影響の解明を目的としてイオン電導度の測定を行った。電導度の温度依存性からは明瞭な固有欠陥領域と不純物欠陥領域が見出され、測定結果から試料中の不純物濃度が推定できる。不純物領域の電導度は不純物濃度により数桁変化し、水分に起因するOHは有力な不純物イオン種とみられる。用いられた不純物イオンはOHと、固溶させたLiFからのFである。試料中のOHイオン濃度と、試料と平衡操作を行なった雰囲気中の水蒸気分圧の関係から、LiO中のOHの溶解度を推定することができる。500C~900Cでの10~16PaHOとの平衡操作を行ったLiOペレットの予備実験の結果では、OH溶解量は10~10OH/Liのオーダーで、温度が高い程減少した。